こんにちは!エネフィのお父さんです。

立春を過ぎまして暦のうえでは春となったわけですが、この時期は一年でもっとも寒い時期ですよね。

「春はまだまだ先だよね?」と皆さん思っているのではないでしょうか?

この立春というものは、もともと中国の二十四節気という季節の分類が由来となっていることから、日本の季節感とは少々ずれているのだそうです。

という訳で寒さ全開のこの季節、電気料金も全開ではないでしょうか?

「節約しなくては・・・」とお考えの方に、まずは知ってもらいたい家電製品の消費電力についてお話したいと思います。

kWh

皆さん電気の検針票や請求書で見たことがあると思います。これは「キロワットアワー」と読んで、電気を使った量を表す単位です。

毎月、電力メーターで検針される使用量がkWhでカウントされ、電気料金も1kWh当たり〇〇円と設定されています。

kWh」とは、1kW(1,000W)の電力を1時間(h)使ったときの電気の量

例えば、消費電力1,000Wの家電製品を2時間(h)使った場合の「kWh」は

1,000W × 2h = 2,000Wh = 2kWh となります。

電気料金を1kWh当たり25円とすると、2kWh × 25円 で50円の電気料金となります。

もう一つ例をあげます。

消費電力500Wの家電製品を4時間(h)使った場合の「kWh」はどうでしょうか?

500W × 4h = 2kWh となり、上で計算した結果と同じになります。

つまりはkWhは家電製品の”消費電力”と使用した”時間”で決まります。

電気料金を節約するためには、kWhを減らすことが必要で、kWhを減らすためには、消費電力の小さな家電製品を使うことと、使用する時間を減らすことが必要だということです。

下のグラフは、家庭で使用している家電製品の消費電力量の比率です。

もっとも電気を消費している機器は冷蔵庫だということが分かります。

冷蔵庫は1年中運転している機器ですので、kWhの「h」が他の家電製品と比べてダントツに長いということからkWhが大きくなります。

出典:資源エネルギー庁 平成21年度民生部門エネルギー消費実態調査および機器の使用に関する補足調査より日本エネルギー経済研究所が試算(エアコンは2009年の冷夏・暖冬の影響を含む) ※環境省HPより

冷蔵庫のような長時間使用する家電製品は特に消費電力の小さな商品を使うことで、その節約効果はとても大きくなります。

※1 定格内容積401~450Lの10年前冷蔵庫と最新冷蔵庫の比較
※2 このデータは特定の冷蔵庫の年間消費電力量を示したものではありません。各年度毎に定格内容積401~450Lの冷蔵庫の年間消費電力量を推定した目安であり、幅をもたせて表示しています。
・JISC9801-3:2015による。 出典:一般社団法人 日本電機工業会 ※環境省HPより

続いて家庭の消費電力比率2位の照明です。

LEDの消費電力はとても小さいので大きな節約につながります。

今、照明器具を交換するならLED以外の選択はないでしょう。

※電気代:電力量1kWあたり27円(税込)
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会2014年4月28日改定による新電力料金目安単価
※消費電力:一般電球54W、電球形LEDランプ8W
※購入価格例:一般電球100円、電球形LEDランプ2,000円
※上記のグラフは【LED照明産業を取り巻く現状】2012年11月29日経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課の資料を基に新電力料金目安単価27円に変更し、「あかりの日」委員会が最新の電球形LEDランプの消費電力で試算、コメントを追加しています。
※環境省HPより

今回は「kWh」について説明させていただきました。

「kWh」を理解できると、どの電化製品をどれだけの時間使うとどれだけの料金がかかるということがすぐに計算できるようになりますよ。

「kWh」を理解して、節約していきましょう!