こんにちは。

最近、朝晩はだいぶ涼しくなって秋の訪れを感じますが、日中は残暑が続いていますよね。私たちは屋根上での太陽光施工管理をしていますが、日中の屋根材はまだまだ熱い場合もあります。ちなみに夏場の屋根材はやけどをするくらい熱くなります。

そういった条件等で年数を重ねた屋根材には当然、寿命があります。寿命が来る前に、屋根材を新しくする事が選択肢の1つとしてありますが、太陽光パネルが設置してある場合はどうするのでしょうか?

今回は、下記状況の場合での一例を挙げてみます。

    ●今までの屋根材をそのまま残して、その上に新しい屋根材を葺く「カバー工法(重ね葺き)」<葺き替え前>

・屋根材:平型化粧スレート(カラーベスト) ※写真は一例。
平型化粧スレート

・太陽光取付金具:アンカー金具 ※写真は一例。
アンカー金具

<葺き替え後>

・屋根材:金属(ガルバリウム鋼板)横葺き屋根 ※写真は一例。

金属(ガルバリウム鋼板)横葺き屋根

・太陽光取付金具:つかみ金具 ※写真は一例。

つかみ金具

■結果

・太陽光パネルやケーブルはそのまま使用。

・太陽光取付金具を変更。

※カバー工法の場合太陽光取付金具が限られる。且つ、屋根材自体の取付にも条件がある為、注意が必要。

 

【さいごに】

今回は、屋根材のカバー工法(重ね葺き)をした場合の例を挙げさせて頂きました。

上述のように、屋根がカバー工法の場合は、今までの太陽光取付金具(アンカー金具)を使用出来なくなります。太陽光メーカーでは、屋根が二重になることによって、金具のビスを下地材に「効かせる」ことが出来ないとして、標準施工外となる場合があります。

その為、太陽光メーカー以外の他社製金具を使用して取付する場合があります。

そのようにした際は、既に申込み済みの太陽光保証申請内容も変更になるので注意が必要です。

 

いずれにしても、太陽光の施工方法を熟知し、太陽光保証変更申請まで面倒みてくれる業者さんを選びたいものですね。